0.哲学を学んで
僕は大学で哲学を学んできました。
が、哲学を学ぶというのは、誰でもやっています。
「哲学は考えること」自体だからです。
大学で学んできたというのは
「先人の知恵を学んだ」という意味です。
だから本を読んでると
「俺と同じこと考えてる!」
ってことがいっぱい。
1000年も前に同じことを考えてた・・・。
僕らは同じスタートをするんじゃなく、それらの次を考えねばなりません。
話は戻って、
なんで哲学かと言われても困りますが、
下記にダラダラと書きます。
●僕が哲学に興味を持ち始めたのは、中学生のとき。
勉強も運動もそこそこ出来て、委員長とか調子に乗っちゃって、子供ながら人間関係で嫌な思いして、思春期に差し掛かったわけです。
ふと
「なんで俺は生まれてきたんだろう」
と疑問に思いました。
それを率直に親や先生に聞いたのです。
「自分が何で生まれて来たのか、に疑問が出てきました。」
現在だとこの言葉を聞くと一般的には
「死にたいの!?」
と思われますが、
当時はただの疑問として受け止められたので
「それは哲学を勉強したらいいよ」
とアドバイスをもらい、暇があったら本読んでました。
もともと音楽には疎くて、最近のJ-popすら知らなかったけど、
尾崎豊
だけは聞いてた。
中学でギターも始めて、ゆずとか19とか引き語りしてたなぁ。
●高校時代
・野球部を辞める
・生徒会で行事を企画
・落ちこぼれからの進学
●大学時代
哲学専攻。
ゼミは最も大変と言われる
フランス現代哲学の
「ジル・ドゥルーズ」 を扱うゼミナール。
「千のプラトー」って著書を読み進めていくゼミ。
内容 (難しすぎて間違ってるかもしれないけど)
・今までの欧米の合理的、合理化が正しいとは限らない
(だからと言って悪いわけでもない)
・感覚ってどのように感じているのか
・脳科学で人間の心は解明できるのか など
をいろんな分野や文化を題材にフランスではベストセラーになった本です。
精神医学者と共著なので、最先端医学根拠もあり、勉強になります。
修士論文 「監獄の誕生 ~監視と処罰~」(ミシェル・フーコー)
を題材に(読書感想文に毛が生えた程度・・・。)
・権力 (政治、地域、家族間)
・ルール(法律、決まりごと、約束)
を考えてきました。
みんな、
恋をしたり、
仕事したり、
家族がいたり、
辛い思いしたり、
楽しいことがあったり、
いろんなことがあるけど、その時感じたことや思ったこと、工夫したこと、全部哲学したって言えるんだよね。
哲学した、って言わなくてもいい。
少し成長したこと、少し学んだことを胸に刻むことが大事なんだ。