2012年5月23日水曜日

344days ~Stewart Island to Queens town~

18th, May

女王の町!
クィーンズタウンに無事到着!!



今日は朝からドキドキ。
昨日みたいな波だったらどうしよう。

でも明るくなるから救助も見つけやすいよな。
そう思いながら、1番後ろの席を早々にゲット。

スタッフのお姉さんに
 "今日の波はどうだい?"
と聞くと、
 "昨日よりはいいけど、行ってみなきゃわからないわ"
とのこと。

ファッキンニュージークオリティ。
走り始める。

岬を抜けるまでは穏やか。
そこからが勝負。

抜けた!

おや?

穏やか!

全然穏やか!

ただの小型船だ!

でも、酔った。
朝8時発には観光客は少ない。
地元の人が多い。
みんな普通にコーヒーを飲んだり、
マフィンを食べたりしている。
俺だけ酔った感じを出すわけにはいかない。

だってこれは日本対ニュージーランドの戦いなんだから。
そう思って、MTVヒッツに集中していた。

30分くらい過ぎた後半戦で、
ついにニュージーランド人と思われるカップルが倒れた。
座席に横になっている。

勝った!
俺は勝ったんだ!
この交流試合で好成績を収めれば、
ロンドン五輪の公式種目である
 "酔い我慢選手権"
にアジアオセアニア枠で出ることができるのだ。

そのチャンスをつかんだ。
カンボジア代表ではなく、日本代表として!
と言うことで、横になることにした。

横になって10分、
ついにブラフに到着。

苦しい試合会場を後にした。



レンタカーの駐車料金を払い、
インバーカーギル経由でクィーンズタウンに向かう。

長い道のりである。
距離にして250km。
昨日は同じ距離を5時間かかった。

しかも今回はガソリンが持つかどうかという心配もある。

今回のレンタカーはタンクを空にして返しても良いシステムだ。
残れば残るだけ、
ダニーデンでの給油が無駄だと言うことになる。
如何にしてエンプティマークで到着するか。

ブラフを出たのは8:45。

10:00にテアナウとの分岐点を通過。
11:30にクィーンズタウンに到着した。

YHAにチェックインし、
荷物を部屋へ入れた後、
レンタカーを返しにクィーンズタウン空港まで行く。

ガソリンは持つのか。
エンプティマークはまだついていない。
余裕だ。
レンタカー屋さんは特に手続きもなく鍵を受け取って終わり。
それも、オフィスではなく道端で。

どの車かも言ってない。

 "俺が鍵を受け取ればオッケーだ。事故ってないだろ?オッケーだ"
アイラブニュージークオリティ。

空港からはバスで$6でシティ中心部へ。

まずは腹が減った。
朝飯も食ってないのに昼時。
しかし外れの店に入るのだけは嫌だ。

失敗は許されない。

調査開始。
調査の基本はインターネットだ。
図書館を探して無料WiFiを使う気満々。
i-Siteで地図をもらって場所を確認し、道に迷いながらも到着。

無線LANは無いし、ネットは有料だと?
i-Siteのファッキンババァを呪う。


聞き込み調査に入る。
刑事の基本だ。
街全体を歩いて、カフェの外観を確認。
メニューも確認。

最後の一件で呼び込みのお姉さんが
 "コーヒー飲んでいかなぃん?"
とセクシーに迫ってくる。

色仕掛けにはのらない。
僕は
 "ベネディクトはあるか?"
と自分の用件だけ問いた。

 "あるけど、コーヒーは?"
と聞いてくる。
僕はベネディクトが食べたいだけなのに、なんで読めないんだ。これだから欧米人は。
と偏見をむき出しながら、
 "食後にね"
と紳士的に答えた。

席につき注文する。
ウェイトレスは違うお姉さんだった。

ベネディクトにベーコンをトッピングしてもらう。
サーモンと悩んだが、
ニュージーランドに来てベーコンに恋してしまった僕に変更の余地は無かった。
ベーコン。
実は韓国のサムギョプサルと同じ肉である。
奇しくも、韓国とニュージーランドがつながる奇跡。

これからも僕はベーコンを食べ続けるだろう。
たとえ病気になっても。


待つ間にガイドブックでお土産屋さんやレストランや町の見所を調べる。
と、奥からジャパニーズが聞こえた。
どうやら団体さんらしい。
やっかいそうだったので韓国人のフリをした。
アニョハセヨ。

僕が目を細めていると、ベネディクトがやってきた。
と言ってもベネディクトの皿が飛んでくるわけではない。
ウェイトレスが運んで来たのだ。

右手にナイフ、左手にフォークを持って食べる。
そう日本でも有名なスタンダードスタイルである。

ここのベネディクトもうまい。
ソースはマルイアより酸味が効いているが、
バジルが入っていて風味がいい。

ベーコンはこっちらしいカリカリ具合。
日本人の僕としてはもう少し焼かないて欲しい。
ペロリと噛まずに食べた。

食後のコーヒーも頼まずに店を出て、土産物屋を回る。
自分のための実用的な土産を探すためだ。
ビールホルダーや、ニット帽である。

昨日の宿は寒くて死ぬと思ったが、南島は寒い。
南極に近いし。
でも秋田よりは寒くない。
雪は山しか降らないから。
お土産屋は何軒も回り、同じものの値段が安い所で買う。

これ常識。

ビールホルダーはほとんどの店で5〜6$だったが、
ある店で特価しており2.5$だった。
3つも買った。

帽子も欲しい。
今かぶっているのはクライストチャーチのリカーショップで
ウイスキーを買った時にタダでもらった帽子だ。

あったかいニット帽が欲しい。
ニット帽2つと、
ネックウォーマー的な、スカーフ的な、バンダナ的ななんでも使えるゴムの布を買った。
おしゃれボーイだ。

明日のダウトフルサウンドのツアーは逆ナン待ちである。
そんなこんなで夕方。

マックでコーヒーを飲みながら無料WiFi、
その後ネットカフェ(ネットのみの店)でブログを更新し、
写真をWebアルバムへアップロードし、
今後の旅行計画を友人と共有。

腹が減ってきたので、
有名なでっかいハンバーガーを買い、
高いワインと普通のビール2本を購入。

明日のおやつに有名なチョコレート屋さんで買おうと思いきや、
店内用に準備してもらってしまった。
仕方なく店内で食う。
なんとこの店、ネットが無制限無料なのだった!

でもネットカフェでやることをやっており、
且つ自分のパソコンは役立たずなのでやることもない。

子供連れの家族が来たので席を譲って帰ることにした。
甘ったるいチョコレートパイとホットチョコレートでお腹はいっぱい。
このデカいハンバーガーはどうしよう、と思ったが、ペロリと食べた。
噛まずに。

そしてこうしてブログを書いていると、
なんとマルイアのKTさんが向こうからのぞいている!!
なんて偶然だ!
まさかクィーンズタウンにいるなんて!
ホリデーでダニーデンにいることは知っていたのに!
きっと着いて来たに違いないと思って問い詰めたが、
認めなかった。
だが、きっとそうだと勝手に思っている。
内緒の話を少しだけできたが、
大先輩の向上心とチャレンジ心で僕もモチベーションが上がって来た。


踏み出さなきゃ始まらないね!

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